自動販売機を設置する際に必要となる土地代は、設置場所の条件や契約形態によって大きく異なります。
自動販売機の設置は基本的に本体の所有者であるオペレーターやメーカーが土地所有者と賃貸契約を結ぶことで成立しますが、その土地代の相場は立地や人通り交通量の多さに左右されます。
たとえば都市部の駅前やデパートの前など、人の流れが多いエリアでは月額で10,000円から30,000円程度の土地代が発生することが一般的です。
一方で地方の住宅街や工場敷地内、病院や学校の裏手などでは月額数千円から無料で設置できるケースも少なくありません。
特に土地代を取らずに販売手数料の割合で収益を分け合う「成果報酬型」の契約が主流で、自動販売機から得られる売上の15〜30％を土地所有者に支払う形が一般的です。
これは固定の土地代に比べて導入のハードルが低く、双方にとってリスクを抑えた形となっています。
ただし駐車場内や建物の軒先など、一部の場所では固定の土地代と成果報酬を組み合わせる「複合契約」が取られることもあり条件交渉が必要です。
